乗鞍岳・乗鞍山頂畳平・乗鞍高原 |
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乗鞍岳・乗鞍山頂畳平・乗鞍高原乗鞍(のりくら)は、飛騨高山近郊の観光地として上高地、奥飛騨温泉郷と合わせて人気があります。高山市街からは、車とシャトルバスを乗り継いで1.5〜2時間程度で行くことができます。 北アルプスの南側に位置する乗鞍は、春〜夏はハイキング、夏は登山、冬はスキーなどで楽しむことができます。エリアは大きく分けると2つあります。1つは、乗鞍岳の東斜面にある乗鞍高原エリア。2つめは、標高2700m〜3000mの乗鞍山頂(畳平)エリア。 乗鞍高原エリアは、湖沼や清流が流れる小川、水しぶきをあげる滝、広大な草原、白樺林などが点在しておりウォーキングやサイクリングでの散策を楽しむことができます。 乗鞍山頂(畳平)は、バスターミナル近くのお花畑、20〜50分で初心者でも手軽に登ることができる魔王岳、大黒岳、富士見岳登山、100分程度で行くことができる中級者向けの乗鞍岳剣ヶ峰登山など楽しむことができます。 乗鞍岳乗鞍岳(のりくらだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)の南部にあって剣ヶ峰(標高3,025.6m)を主峰とする山々の総称。剣ヶ峰の他に、朝日岳、摩利支天岳、富士見岳、屏風岳など23の山がある。日本百名山の一つ。岐阜県と長野県にまたがっており、長野県側のふもとには乗鞍高原が広がっている。名称は、姿が馬の鞍に似ている事から名付けられた。807年に田村将軍が乗鞍三座の神に祈願を込めたといわれている。本州における太平洋側(木曽川)と日本海側(信濃川、神通川)の中央分水界が剣ヶ峰を通っており、この分水界の最高所となっている。 乗鞍高原乗鞍高原(のりくらこうげん)は、飛騨山脈(北アルプス)南部東側に位置する高原。 観光利用が盛んで、夏は避暑、夏から秋にかけては登山、冬はスキーを目的とする観光客が多く訪れます。また複数の温泉が湧出しているほか、他所(湯川源泉)からの引湯もなされています。標高1600m付近には「休暇村乗鞍高原」があります。自然が豊富で、多様な動植物が生息している。運がよければ特別天然記念物のカモシカが見られます。乗鞍高原エリアは大別すると下記の3エリアに分ける事ができます。
乗鞍山頂畳平長野県側からの乗鞍エコーラインと、岐阜県側からは平湯峠を経て高所を走る乗鞍スカイラインの双方の終着点で、標高2702mに開けた展望の名所。乗鞍神社本宮や宿泊施設、郵便局、売店・食堂のある乗鞍バスターミナル前には鶴ケ池がある。バスターミナルから15分ほどで登れる魔王岳[まおうだけ]も展望がよい。なお、平成15年度より乗鞍岳は全シーズンにわたりマイカー規制が行われている。そのため、マイカーで行く場合は乗鞍スカイライン(岐阜側:平湯峠〜畳平)利用ならば平湯付近で、乗鞍エコーライン(長野側:三本滝〜畳平)利用ならば乗鞍観光センター付近でシャトルバス、またはタクシーに乗り換える必要がある。
乗鞍山頂畳平へのアクセス2,700m付近にある畳平バスターミナルまで乗鞍スカイライン(岐阜県側)や乗鞍エコーライン(長野県側)といった自動車道が通じていることもあり、日本で最も登りやすい3,000m超級の山と称されてきた。しかし自家用車で畳平の駐車場まで乗り入れのできた以前とは異なり、2003年以降は自然保護や交通渋滞解消の観点よりマイカー規制が行われるようになった。2008年現在も、麓にある駐車場に自家用車を停め、シャトルバス若しくはタクシーを使う状態が続いている。 乗鞍畳平お花畑周回コース
乗鞍畳平周辺の山(魔王岳、大黒岳、富士見岳)乗鞍畳平バスターミナルは、標高2705m。畳平の周辺には、魔王岳、大黒岳、富士見岳などの標高2700m〜2800m級の山々が点在しています。 畳平バスターミナルから3つの山の山頂までは、30〜40分程度で登ることができます。一番近いのは魔王岳だけすが、私がオススメするのは富士見岳です。3つの山の中で一番標高が高く(2817m)見晴らしも素晴らしいです。 富士見岳へのコースは、2通りあります。1つは、畳平から鶴ケ池を半周して長野、岐阜の県境の標識のある車道の近くから、砂と小岩の山道を20分ほど登るコース、2つめは、お花畑の横を通過して乗鞍岳/剣ヶ峰を目指す道のりを歩き、途中、富士見岳分岐から登るコース。何れも最後は、砂と小岩の山道を20分ほど登ります。標高2817mの山頂からは、南に剣ケ峰、北に槍ケ岳、穂高連峰が望むことができます。なお、富士山は、快晴の時に見えるそうですが肉眼では厳しいかも・・・。
乗鞍岳剣ヶ峰(のりくらけんがみね)剣ヶ峰(けんがみね)は、乗鞍岳(3026m)の主峰で権現池火山体の外輪山。畳平バスターミナルから山頂へは、北アルプスのなかではもっとも手軽に登頂できる登山コースになっています。 剣ヶ峰へのコースは、畳平からお花畑の方向へ一旦下り、お花畑の横を通ってまた急な坂道を登ります。そして、不消ヶ池、コロナ観測所、富士見岳などを眺めながら歩き続けると乗鞍大雪渓が姿を現します。私が8月初旬に訪れた時には、まだ夏スキーを楽しんでいる人がいました。さらに穏やかな道を歩き続けると肩ノ小屋に到着。ここから先は本格的な登山道になります。剣ヶ峰山頂までは急な坂道で岩やガレが多い。 山頂からは、槍・穂高連峰を中心とした北アルプス、その反対側には木曾御嶽山、その他中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、白山などを見ることができます。登山のシーズンは7月下旬の梅雨明けから、8月中旬頃。 乗鞍畳平の草花(花図鑑)私達が訪れた8月初旬、乗鞍畳平の周辺には多くの高山植物が咲き誇っていました。日頃、花に特別興味のない私もすっかりその美しさ・かわいさに惹かれてしまいました。
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