上高地の清水川

　清水川は、小梨平を流れる湧き水で梓川に流れ込んでいます。清水川は、シラビソやコメヅカの原生林におおわれた六百山に降った雨が地下水となって湧き出した川です。全長200mしかない清水川は、雨が降った後でも濁ることがなく日照りにも枯れることがないため、上高地の貴重な飲料水源となっています。抜群の透明度で川の水に口をつけてそのまま飲めるぐらいの清らさがあります。

　小梨平入口付近の清水橋では、多くの観光客の方が清水川の素晴らしい景色に感激している姿を目にしました。川の中に水草（バイカモ）が、ゆらゆらゆらめいていてとっても綺麗です。このバイカモという水草は、きれいな水にだけ育つ植物です。夏にはウメに似た白い花を咲かせるそうです。私達が訪れた8月初旬には、残念ながらバイカモの花は見ることができませんでした。

　清水川の水に手を浸けると冷たくてびっくり！！直ぐに手が痛くなってきて数秒くらいしか手をつけていられない程でした。小梨平にはキャンプ場がありますが、この川の水でスイカやビール、飲料水を冷やしているのを見ました。よ〜く冷えて美味しいでしょうね♪

　川の中を目を凝らして見ると岩魚（いわな）の稚魚らしき魚がいました。

　下手な写真では、なかなか伝えることができませんが、清水川の水の中の写真です。水草（バイカモ）がほんとうにたくさん育っています。水の透明度は、抜群です。富士山の湧き水（柿田川）にも引けをとらないくらい綺麗でした。